ノルウェー校

全般

ノルウェー校は1995年に設立されました。ノルウェー政府と赤十字に支援されており、北欧的価値、人道的問題、環境問題のつを軸としたプログラムが組まれているのが特徴で、ノルウェー校では通常の卒業証書に加え、レッドクロス・ディプロマという赤十字の証書も受け取ることが可能です。キャンパスは雄大な山々に囲まれ、ノルウェー最大のフィヨルドであるソグネフィヨルドを一望することもでき、豊かな自然を生かした課外活動も盛んです。

アクセス

カレッジはノルウェー第二の都市、ベルゲンの約150km北に位置しています。カレッジ最寄りのベルゲン空港を含め、日本からノルウェーへの直行便はないため、ヨーロッパ内の都市にて乗り継ぎが必要となります。飛行時間は航空会社と乗り継ぎ時間によって変動しますが、約12.5~16時間ほどです。成田発コペンハーゲン経由、成田・関西・福岡発アムステルダム経由、成田・羽田発ロンドン経由などが、ベルゲン空港への主な乗り継ぎ方法です。ベルゲン空港からはバス、フェリー等で約3時間半ほどでカレッジに到着します。

天候・気候

カレッジが比較的ノルウェー南部に位置していることと、暖流の北大西洋海流の影響を受けているため、冬でも平均気温は約-1℃と、ノルウェーと聞いてイメージするような極寒の地ではなく、特殊な防寒具等が必要になることはありません。カレッジが位置する村、フレッケはノルウェー内でも特に冬は降雨量が多く、また天気が変わりやすいことが特徴で、30分ごとに天気が変わるということもしばしばあります。夏は平均気温が約13℃の乾燥した陽気で、大変過ごしやすいです。

ノルウェーはその緯度の高さから、一年を通して日照時間が大きく変動し、6月の平均20時間の日照時間に対し、12月は平均6時間まで短くなります。夏は深夜を超えても真昼のような明るさが、冬は授業が始まっても深夜のような暗さが続くのがノルウェー校の特徴の一つです。

勉強・特徴的な選択科目

Norwegian B (ノルウェー語B)

この授業では、2年間を通してノルウェー語を第二言語として学ぶことが出来ます。

Summer Course

ノルウェー校では8月半ばの入学前に、英語に自信のない生徒は希望すれば3週間のサマーコースに参加することが出来ます。参加者は毎年20人程度です。サマーコース中の寮費、食費等は全額自己負担の生徒であってもカレッジが負担するため、一切費用はかかりません。期間中は英語の補修の他に毎日様々なアクティビティに参加することができるため、カレッジ生活全般の準備や、一足早く友達作りができるという面でも、3週間で得られるものは山ほどあります。

寮生活

約40人が共に生活するハウスと呼ばれる寮が5つあり、その一つ一つにノルウェーやスウェーデンなどの北欧諸国の名前がつけられています。寮にはデイルームという談話室があり、共用のキッチンで簡単な調理をすることも可能です。寮の各部屋には各自に勉強机、ベッド、クローゼット、棚があり、共用でトイレ、洗面所、シャワーを使用します。ベッドは寮生活の中でもプライバシーや睡眠を確保できるよう、カーテンで仕切ることができる配慮がなされています。部屋の様子

ルームメイト

部屋は基本5人部屋で、違う大陸や文化出身の生徒同士がルームメイトになるように配慮されています。また、全校生徒の約3割が北欧諸国出身のため、多くの場合部屋に1~2人の北欧出身者が割り振られ、北欧文化に親しめるようになっています。筆者の一年目のルームメイトは、アイスランド人、ジンバブエ人、スウェーデン人、チリ人でした。

食事

平日は7:00~8:00にシリアルやサンドイッチがメインの朝食、9:20~9:40にクッキーブレイクと呼ばれる軽食の時間があります。昼食は11:30~12:45で、多くの生徒が授業が終わるとすぐ食堂に移動するので、毎日長い列ができます。夕食は17:30~19:00で、2週間に一回スープの日や、ベジタリアン料理のみの日もあります。Cultural Showの際はその地域の食事が、クリスマスにはトナカイの肉が出るなど、イベントに応じた食事も楽しむことが出来ます。

CAS / 課外活動

ノルウェー校では40を超えるアクティビティが用意されており、各学期に2~4のアクティビティに参加することが義務付けられています。アムネスティインターナショナル、バドミントン、陶芸、ヨガなど、アクティビティの種類は多岐にわたり、生徒が新設することも可能です。

First Aid

ノルウェー校は赤十字と提携しており、赤十字に関する課外活動が充実しています。First Aid チームは応急処置の訓練を受け、実際にカレッジ内の事故や怪我などの際に手当を行うこともあります。

リハビリテーションセンター

カレッジの隣にリハビリテーションセンターが併設されており、カレッジの生徒はプールやジムを中心とした施設を共同で使用することができます。CASの一環としてリハビリセンターの患者さんとの交流を図ることができ、例えば、患者さんとダンスをしたり、絵をかいたり、プールで運動をするなどのアクティビティに参加することが出来ます。

Ridderrennet

赤十字と提携しているノルウェー校は、カレッジに障がいを持った生徒を積極的に受け入れています。Ridderrennetはノルウェーで毎年開催される、障がい者の方のための国際的なスキー大会で、カレッジからも障がいを持った生徒とRidderrennetのアクティビティに参加している生徒がサポートとしてチームを作り参加しています。

Ridderrennet

 

Gender and Sexuality (GAS)

GASではLGBTをはじめとした性的マイノリティや、性に関する問題についてのディスカッションを行っています。カレッジの様々な性的嗜好をもつ生徒が体験談や意見を発信する、全校生徒を対象にしたパネルディスカッションが開催されることもあります。

行事

Global Concerns

年を通して人道、北欧、環境、その他、のつに関する問題にフォーカスし、様々なアクティビティを通して理解を深めるGlobal Concernsデーが開催されます。生徒はつの中からつを選び、アクティビティの企画運営を担当します。GCデー当日は外部から専門家を招いてレクチャーを受けることもあり、毎回中身の濃い一日になります。

模擬国連

一年目の冬に日間かけて、全員がそれぞれの専門委員会に所属し、自身の出身国以外の国連大使として実際の国連のように議論・交渉を行います。カレッジ内の友人の出身国を本人の目の前で代表するなど、UWCならではの模擬国連が体験できます。

模擬国連

Friluftsveka

一年生の月に、全員が日間のクロスカントリー合宿に参加します。スキーなんてお手の物、という北欧出身の生徒から、初めて雪をみた、という南国出身の生徒までスキーの実力は様々ですが、グループごとに助け合いながら山を登ったり、雪の中でたき火をしたり、寝袋で寝たりなど、北欧の冬を存分に満喫することが出来ます。

På flukt

一年生は年の終わりに、赤十字が主催する難民シミュレーションに参加します。生徒は人程度のグループに分かれ、特定の地域(筆者の年はソマリア)からノルウェーまで難民として家族で渡るという設定の下、丸々時間、難民になるとどのような現実が待ち受けているのかを体験します。もちろん実際の過酷さとは比較もできませんが、難民問題より身近に感じ、そして真剣に向き合うきっかけになります。

International Show

ノルウェー校では年を通して地域(ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アフリカ、アジア)にフォーカスしたショーを開催します。それぞれの地域出身の生徒が中心となり、国ごとにブースを設けて文化を紹介するバザーや、その地域や国にちなんだ出し物を披露するショーを企画・運営します。お互いの文化をより身近に感じることが出来る、多様性あふれるUWCならではのイベントで、どのショーも物凄い盛り上がりをみせます。