アルメニア校

地理的、文化的、歴史的な特徴
アルメニアは1991年に旧ソビエト連邦から独立した共和制国家で、世界最古のキリスト教国です。ディリジャンは首都エレバンの北東に位置する小さな町で、ディリジャン・カレッジ(アルメニア校)は豊かな自然が残るディリジャン国立公園内に設立されました。アルメニアという国はアジアとヨーロッパ、そして中東地域の間に位置し、オスマン帝国によるアルメニア人大虐殺、ソ連時代のスターリンによる政治的抑圧である大粛清など、多くの負の歴史をもつ国です。アルメニア校の創始者のベロニカは同校創設により「教育を通じて、人々、国家、文化を結びつけ、持続的平和と持続可能な未来を実現する」というUWCの理念が、アルメニアで実現することを期待しています。
校舎外観
アクセス
アルメニアの首都エレバンに行くにはモスクワ,ドバイ,ウィーンを経由していく三つの方法があり、最短のモスクワ経由で行くと18時間くらい有します。ディリジャン校には、エレバンのズバルトノッツ国際空港からセヴァン湖の湖畔に沿って車で2時間程で到着します。
天候や気候
一年の半分が冬で、毎年10月頃から雪が降り出し、4月になってやっと雪解けが始まります。非常にカラッとした気候で、夏は非常に過ごしやすいため避暑地として有名です。
勉強
アルメニア校には、他のカレッジに比べて中東地域からより多くの生徒が集まるので、実際に戦争を経験した生徒から生の体験談を聞くことができるチャンスが多いです。シリア、レバノン、イラクなど未だに安全が保障されていない国からも多数の生徒があつまります。「宗教と政治」「宗教と戦争」などのUWCの理念である平和な世の中を創るにあたって最重要なことを生のシリア人、生のイラク人と対話することができます。兵役などで母国に帰れない生徒が大勢いるので、本気で学問に勤しむ生徒と切磋琢磨できる環境です。また、Aurora Prizeという、アルメニア校の創立者であるルーベン・バーダンヤンとベロニカ・ゾナベンドが立ち上げた賞の受賞者(人権向上に貢献した人物に与えられる、ノーベル賞受賞者を含む)が年に2回程カレッジに来訪するので、世界最先端で活躍する人物から価値のある話を聞くこともできます。
寮生活
アルメニア校では寮のことをアルメニア語で家を意味するToon(トゥーン)と呼び、寮母さんのことをToon Parentと呼びます。Toonは全部で5つありそれぞれ寮母さんの名前をとってMadhu’s ToonとかJo’s ToonとかAlec’s Toonのように呼んでいます。毎週一回ミーディングがあり、自分の国に関するプレゼンテーションをしたり、Toonのメンバー全員でゲームをする時間なども設けられています。
施設
プールと体育館とジムがあるスポーツホール、全授業が開かれるアカデミックホール、映画をみたりプレゼンをするブラックボックス、食堂、そして寮の合計5つの建物があります。アルメニア校はUWCの中でも最高水準の施設・設備を有していて、学習棟には9実習室、図書館、多様なオープンスペース等を備え、3Dプリンターや轆轤を配置するなど特にアート系の設備が充実しています。
 
ルームメイト
四人部屋と二人部屋があり、基本的にルームメイトは異なった大陸から派遣された生徒と一緒になることが多いようです。四人部屋の場合2人はセカンドイヤーで2人はファーストイヤーという風に学年混合の部屋です。
食事
食事はとても美味しいです。バイキング形式で、トルコ料理とロシア料理、そしてアルメニア料理がメインで、ベジタリアン用の料理もあり、たまにチャーハンやトムヤムクンが提供されたりします。フルーツジュースは毎日10種類以上出され、もちろん飲み放題。コーヒーも飲み放題で、きまってメロンとスイカとチョコレートケーキも提供されます。食堂には巨大なスピーカがあるので、順番に好きな曲を流して踊ったり、歌ったりしています。誕生日の人がいる場合にはきまって歌います。
行事
Mingle Party
ファーストイヤーとセカンドイヤーがランダムでペアになり、一緒に出題されたお題に対して一緒に答えて行くというイベントです。8月下旬に開催されることが多いため、アルメニア校に行ってすぐ先輩と仲良くなるチャンスです。
Cultural Evening
大陸ごとの文化を紹介するためのイベントで毎月一回週末に開催されます。ダンス,歌,ポエムなどを紹介しお互いの文化への理解を深めようというのが目的です。私たちは、よっちょれの総踊りとソーラン節を披露しました。
Open Mic
大陸・文化関係なしに個人が自分の披露したい出し物を紹介する場で、これも同じく毎月一回の頻度で開催されています。
サービス
アルメニア校では豊かな自然を生かし、ハイキング、ロック・クライミング、セヴァン湖でのスポーツ、スキーなどのアウトドア活動が盛んです。また、ディリジャンの地元の人々とのコミュニティ活動にも力を入れているため、孤児院に行って英語を教えたり、地元で野菜を栽培するというプロジェクトなどがあります。