ピアソンカレッジから〜遠藤理恵(05−07)・野田耕平(05−07)

ピアソンでの生活の醍醐味は、勉強だけではなく、アクティビティやナショナルデーなどの活動を楽しめるというところにあります。

ピアソンは入り江と森に挟まれており、その美しい自然環境を利用したアクティビティを楽しむことができます。アウトドア系の活動では、ダイビング、カヤッキング、セーリング、森の中を駆け巡るアウトドアフィットネスなどがあります。また地元住民への奉仕活動も、老人介護や障害者との交流の形で行われています。他にも、国連会議をまねたModel UN、生徒主導の人権に関する啓蒙活動、澄んだ空気を活かした天体観測、世界中の声を集めた聖歌隊などがあります。これらのピアソンならではの活動を通して、リーダシップ、コミュニケーション能力、責任感や倫理感が自然と身についていきます。ピアソンを卒業してからも、生涯を通じてこれらの活動を続ける人も少なくないようです。

ナショナルデーは、各国の文化を紹介する生徒主導のイベントです。年に三回行われ、二年間でアジアパシフィック、北アメリカ、中東、アフリカ、ラテンアメリカ、ヨーロッパの六つの地域の文化を疑似体験することができます。まずナショナルデーの一日は、さまざまなワークショップで始まります。ワークショップでは各国の生徒が趣向を凝らし、小さなグループでそれぞれの文化や国の紹介が行われます。時には戦争や紛争についての実体験を聞いたり、また手芸工芸などを体験したりできます。次はみんなが待ちわびるフードマーケットが開催され、生徒が自分の国の家庭料理を振舞います。そして2時間ほどして、女の子たちが美しく着飾ると、夕食が始まります。この日だけは、生徒たちが食堂と協力して地域独自の食事を味わいます。満腹になった後は、いよいよクライマックスのショーへと移ります。1ヶ月以上前から、その地域の生徒により準備されたダンスや劇、音楽が披露され異国の空気を肌で感じることができます。このショーのいいところは、一方的な文化紹介ではなく、他の地域の生徒たちも参加できるというところだと言えます。ただでさえ多忙なピアソン生活の合間を縫っての練習は大変ですが、みんなが一致団結し、しかもピアソンに来なければ見ることもできなかったであろうダンスなどを学ぶことができます。昨年はアジアパシフィックのナショナルデーがあり、手巻き寿司やあんこ餅を振舞い、またソーラン節を披露しました。ゼロからのスタートではありましたが、ビデオなどをみて、試行錯誤した結果、大好評でした。その結果、ピアソン生によって、年に一度、ビクトリアにある大きなホールで3000人を動員して開催されるOneworldという文化祭典での幕開けという大変重要な役を任されました。

このようにピアソンでは生徒が心をひとつにし、全力でこのようなイベントに取り組むことにより、思考力、コミュニケーション能力、判断力、芸術性などバランスのとれた人材育成、そして根本からの国際理解を可能にしています。私たちはこのような素晴らしい環境を与えられたことに感謝し、残りの1年を精一杯過ごしたいと思います。