アトランティックカレッジのみんなを訪ねて

ACにて新入生と
今月の初めに月遅れの夏休みを取ってロンドンの我が家に戻り、思い立って母校のアトランティックカレッジを訪問しました。ちょうど新学期が始まって少し経っていて、新入生の人たちも落ち着いただろうと想像しながらウェールズに向かう高速道路を飛ばしました。
日本からの留学生の皆さんとは夏にオリエンテーションキャンプで一緒に過ごして以来ですから、3ヶ月ぶりの再会でした。キャンプのころはまだ期待に胸を膨らませていて、日本にいたこともあって余裕しゃくしゃくでしたが、その後はどうなっているかなという、思いもありました。
ロンドンの我が家を出たのはお昼過ぎでしたが、あいにく金曜日で週末を田舎で過ごすイギリス人たちのラッシュアワーに巻き込まれたこともあって、およそ200キロメートル離れた南ウェールズのカレッジにたどり着いたのは日暮れも近い午後5時過ぎでした。この季節になると英国は一気に昼が短くなり、天候も悪化して暗くなります。その分ちょっと気が滅入る時期です。
でも会ってみるとみんな元気そうで、1年生の人たちはすでにこれから勉強する科目も決まって、新しい生活の一歩をしっかりと踏み出している様子でした。2年生は大学への願書の提出時期でもあり、ちょっと緊張して気を引き締めているように見えました。

2009年度新入生
私が同じようにアトランティックカレッジでの生活を始めたのがちょうど35年前です。羊の方が人間の数よりはるかに多い、という片田舎ぶらいは以前と同じですが、そのころと比べると今の高校生の人たちはもっと自信を持っているように見えます。日本がより国際化したこともあるでしょうし、今ではインターネットで瞬時に日本の家族や友人とメールのやり取りの出来ることもその背景にあるでしょう。私たちがちょっと悲壮感を持って留学生活をスタートしたのとは差がありました。しかしながら、勉強だけは最後は自分で苦労しながら理解し身に付けていくことですから、こればかりは時代が変わっても大変だろうと思います。しかし、若い世代の特権はがむしゃらにでもこの時期を乗り切ってしまうだけの体力・気力があることです。今学期が終わるころには、気がつかないうちにこれまでの自分を大きく超えている成長をしていることでしょう。
カレッジでの勉強やクラブ活動・社会奉仕活動に加えて、秋の連休は是非ロンドンにも出かけて文化の香りを貪欲に吸収してもらいたいものです。感受性の強い高校生時代にこうした刺激を受けることは、机の上の学問とは違った大切な学習なるでしょう。

↓アトランティックカレッジを紹介したTV番組
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出川昌人(AC74-78)