***重要なお知らせ***
『世界に通じる学校』発売中
12人のUWC卒業生の声を載せた『世界に通じる学校』も是非ご一読ください。
『世界に通じる学校』〜国際学校UWCの異文化理解教育〜
購入サイト(店頭販売ではなくオンライン販売のみです)
〜UWCの卒業生が、今どんな分野で、何を考えながら生きているかを綴っていくコーナーです。〜
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2003年夏、私は期待に満ちて関西国際空港を飛び立った。待望のUWC留学、長年の夢が現実になろうとしていた。中学生のはじめか小学生の終わり頃から、留学したいと思っていた私は、インターネットHPからUWCのことを知った。「平和構築」という大きな目標のもと、多種多様な民族の生徒が集まる、しかも奨学金をもらっての二年間の派遣・・こんな美味い話があるのかと疑ってしまうほどだった。UWC受験を目標にしてから、英語の学習にさらに励み、新聞や様々な書籍に目を通すようになった。UWCとの出会いは、受験期からすでに、視野を広げ、自分を成長させる機会を与えてくれていた。 続きを読む »
私はカナダ・バンクーバーに住んでいる。ピアソンカレッジには日帰りできる距離にいる、幸運な卒業生の一人と言えるであろう。先日カレッジに行って日本の奨学生たちにも会う機会を得て、驚いたことがある。現在カレッジに在籍している学生たちは、自分が卒業した後に生まれた若者たちだったのだ。カレッジキャンパスにいる自分の感覚は1984年当時そのままなので、不思議だった。あの頃と比べ、カレッジの外観はいくつか建物が増えた以外にはほとんど変わらない。今でもカレッジに足を踏み入れるたびに錯覚に陥る。
中国での小さな出会い
2006年の10月ごろ、私は中国の桂林を観光で訪れた。そこで感じたのは、知らず知らずのうちに日本のマスメディアで「中国に対する負の思いこみ」が強められていた、ということである。私は中国について最低限のことは知っているつもりだ。ごく簡単な中国語の知識はあり、中国の古い小説は翻訳でいろいろと読んだ。それまでUWCやその後のアメリカへの留学、さらに各国の旅行中に中国人、中国系の人とは会う機会はあったし、ずいぶん話もした。だが彼らは留学生やアメリカ系中国人であり、出会った場所は欧米の国々、そして会話は英語でだった。言い換えれば、「英語が話せる中国人、中国系の人」としか会う機会がなかった。 続きを読む »
中学に入った頃からとにかく外国に出たかった。異文化に惹かれ、高校に進学した頃からは特に発展途上国の人々に触れたかった。「違い」や「他者」に対して自然と魅力を感じる人と感じない人がいると思うが、私は前者だった。UWCに行く人はおそらく皆そうだろう。異なる価値観や人生経験をもつ人たちに出会うことが、十代の葛藤の中で生じる(実存主義的な)疑問の答をさがす助けになるに違いないと漠然と考えていた。
外の世界に出て行きたかった私
母が幼い頃の私の話をすると、いつも「一人で何でもやりたがる子どもだった」と言う。おむつがはずれない頃に一人で八百屋におつかいに行くと言い出してきかなかったり、幼稚園を途中で抜け出して先生を真っ青にさせたこともあったという。外の世界に限りない好奇心を持ち、突拍子もない行動ばかり起こす子どもだったらしい。そんな私だったから、中学校を中退してカナダに留学すると言い出した時、両親は最初猛反対したが、最後にはこれ以上反対しても無駄だと思ったらしく、一年だけという条件で留学を許してくれた。
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<いざ、カナダへ!>
成田を出発して、シアトル、バンクーバーと飛行機を乗り継ぎ、目的地であるビクトリアに着いた時には日本を発ってから既に15時間が経過していた。1991年9月、16歳の私は期待と不安が入り交じる複雑な心境で初めてカナダの地を踏んだ。ビクトリアは晩夏の青空が広がっていて、長旅をいやしてくれるようなさわやかな気候だった。「これから2年間どうなるかわからないけど、とにかく頑張ろう」と自分に言い聞かせながら迎えのバンに乗り込んだ。 続きを読む »
井の中の蛙、旅に出る
留学前の私ときたら、とんでもないクセ者だった、と本当にそう思う。学生運動中にバリケードの後ろで恋に落ちたという両親の血をそのまま受け継いで、多弁で、野心家で、既存の体制というものにいつも疑念を抱いていた。生徒会の役員をやりながら、クラスの皆を率いて授業をボイコットしたりする問題児だった。たいした実力もないくせに運だけはよかったから、中学も高校も入試では苦労することがなかったが、そこで調子にのってしまったのがまずかった。勉強などほとんどせず部活や遊びに没頭しているうちに、面白いくらい成績が下がっていった。「暗記だけの勉強なんてすぐに挽回できる。それよりも大切なのは今の評価制度では測れない『自分力(じぶんりょく)』を伸ばすことだ。」半ば現実逃避とも言える結論を見出して留学を決めたのは、高校1年の終わりだった。
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ここは、UWCを修了した社会人や学生の卒業生が、今どんな分野で、何を考えながら生きているかを綴っていくコーナーです。このウェブサイト開設以前に寄せられていた、社会人を中心とした卒業生の体験記は、以下の日本経団連のホームページからご覧になれます。
『翔べ!世界へ』−UWC奨学生体験記
(出所: 日本経団連発行『経済Trend』)